鴻巣「ひと」② ~埼玉新聞社 小川秀樹社長~

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埼玉新聞。

さいたま市北区に本社がある、埼玉県全域を対象にした日刊の朝刊単独紙です。

 

 

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当時の国家指導の一県一紙方針の下、県内にあった2社の新聞社が統合され1944年10月、埼玉県域をカバーする日刊紙として創刊され、70年以上にわたり、埼玉の情報を発信し続けてきました。

埼玉県内外に取材ネットワークを築いており、鴻巣のニュースも時々取り上げられています。

また、アニメなどに焦点を当てた事業や、WEBメディアへの積極的な取り組み、市民ホールの運営など、新聞紙面だけにとどまらない事業展開を行っています。

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【埼玉新聞社 本社】Wikipediaより

 

その埼玉新聞の現在の社長小川秀樹さんは実は鴻巣市川里生まれ。

現在も川里にお住まいの生粋の鴻巣「ひと」です。

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小川社長は現在54歳。

川里の共和小学校・川里中学校の出身。

小学生のころの思い出として、共和小にアメリカから教育視察団が来たことがとても印象に残っているとのこと。

「共和小はアメリカから視察に来るほど、進んでいるのだ」と感動したそうですが、実は「へき地教育」の視察だったそうです。

今でこそ新しい住宅も建ちつつある共和地区ですが、当時はもっとのどかな田園の学校だったのでしょう。

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【現在の鴻巣市立共和小学校】

 

川里中学校時代はサッカー部で生徒会長。

一生付き合っていけるような友達に出会ったといいます。

その後上尾高校を卒業し、大学は立教大学の文学部教育学科に入学しました。

学生時代はマスコミに就職しようとは思っておらず、教育学、特に経済格差と教育格差の関係性について研究したいと思っていました。

ちなみに当時、鴻巣駅から立教大学のある池袋駅までは高崎線から赤羽線に乗り換えての通学。

鴻巣から都心に通うのは大変。

東京に就職したいという想いはありませんでした。

大学卒業後は立教大学の大学院に進学。その一方で夜間の正社員としてアルバイト感覚でたまたま社員募集のあった埼玉新聞社に入社しました。

昼間は大学院に通い、夜は埼玉新聞で生活費を稼ぐ。

そんなイメージを持っていたそうですが、埼玉新聞に入ってみたら話が違っていて、勤務は昼間。埼玉県庁の記者クラブに配属されました。

しかし働いているうちに新聞の仕事にのめりこむようになります。

編集部政経部、政経部デスクを経て、事業開発局長(WEB事業等、新規の事業開拓)に就任。

様々な事業に取り組みました。

埼玉新聞主催で川越でサーカスの興行を行ったことも。

また、市民ホールの運営事業にも進出。

坂戸市文化会館は、現在でも市から指定管理を受けて運営しています。

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【坂戸市文化会館】坂戸市文化会館HPより

 

そして2010年、49歳の若さで埼玉新聞社第8代社長に就任。

若い経営陣で激変する新聞業界に対応すべく、前社長から経営のバトンを託されました。

 

埼玉新聞の使命は「ふるさと作り」であると小川社長は語ります。

埼玉県民は他県と異なり、「埼玉」という地名にアイデンティティをあまりもたないようです。

しかし「鴻巣」「北本」「熊谷」など、自分の住んでいる街にアイデンティティを持ち、ふるさとへの熱い想いを持つ方が多くいます。

埼玉県の人たちが自分の住んでいる街を「ふるさと」として想いを持つ、そのための情報発信が埼玉新聞の役割だと。

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また一方で、自分の住む地域だけにとらわれず、地域外にも飛び出していってほしいという想いもあります。

確かに自分の住んでいる地域だけで生活していると視野が狭くなりがち。

ちょっと外の世界に足を運び、いいものを見て、それを自分たちの地域に取り込み、還元していく。

それが自分の住んでいる地域の活性化につながりますし、

地域外との連携が埼玉全体を盛り上がることに結びつくかもしれません。

川里に住み、フラワーバスと高崎線で通勤しながら、鴻巣・埼玉・日本・世界そして新聞メディアの将来に想いを馳せる。

鴻巣は人材が豊富だと感じられた瞬間でした。

(文・写真:斎藤徹)

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